宗右衛門町とは
宗右衛門町は、「そえもんちょう」と呼ばれていますが、正しくは「そうえもんちょう」です。
場所は道頓堀の北側にあり、西は戎橋から東は日本橋北詰交差点までのエリアです。
難波からみると、道頓堀の戎橋を渡ったところから右側が宗右衛門町です。
宗右衛門町は0.054平方kmと狭いですが、ホストクラブ・キャバクラ・クラブなどが数多くあります。
ミナミの西側は、アメ村や御堂筋があり比較的若者向けの街です。
ミナミの東側の宗右衛門町は、大阪を代表する大人の歓楽街です。
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宗右衛門町の歴史
宗右衛門町の歴史は古く、400年以上になります。
江戸時代初期の1615年ごろ、『成安道頓』さんが運河(現在の道頓堀)を作りました。
この運河の両岸には、多くの町できて栄えました。
これが宗右衛門町のはじまりです。
宗右衛門町の名前は、当時の町年寄であった『山ノ口宗右衛門』から付けられています。
宗右衛門町が出来てすぐの1626年に、道頓堀の南側に芝居興行や難波遊郭ができました。
芝居や遊郭の帰りに飲食を楽しむという流れで、宗右衛門町は人気のスポットになりました。
明治時代には、高級料亭が軒を連ね石畳を芸妓が闊歩する高級な街として栄えました。
大正時代、昭和初期とますます繁栄した宗右衛門町は、日本を代表する花街へと成長します。
しかし、1945年に太平洋戦争が勃発し、他の街と同様に宗右衛門町も凋落していきます。
芝居小屋や料亭、お茶屋の多くは、宗右衛門町での営業を断念して疎開してきました。
さらに1945年には、大阪大空襲で辺り一帯が焼け野原となって壊滅状態になりました。
戦争が終わった後は、徐々に宗右衛門町に人が戻ってきて活気も戻りました。
戦後という時代もあり、料亭に加えてキャバレーやバーなどの飲食店も増えました。
1972年には、そんな宗右衛門町を歌った『宗右衛門町ブルース』が大ヒットします。
宗右衛門町は、現在も大人の男女が夜通し楽しめる眠らない街として人気のエリアです。
宗右衛門町の有名スポット
宗右衛門町は小さい街ですが、有名なスポットもあります。
宗右衛門町に訪れた際は、是非見て行ってください。
ドン・キホーテ観覧車(えびすタワー)
宗右衛門町のドン・キホーテには、通称『えびすタワー』とも呼ばれる観覧車が付いてます。
通常の観覧車は円形ですが、この観覧車は世界初の長円形です。
さらに、世界で初めて水平方向に回転するというかなり個性的な観覧車です。
2005年5月にオープンして話題となりましたが、2008年6月に不具合の為運転を休止しました。
たった3年の稼働で、ただのオブジェとしての道頓堀のシンボルになってしまったのです。
しかし、市民や観光客からの「ドンキの観覧車に乗りたい!」という要望は日に日に高まります。
そして、2018年1月、約10年の沈黙を破りついに再稼働しました。
高さ77.4メートルの小さい観覧車ですが、「意外に高い」という感想が多いです。
ミナミのホストもきっと1度は乗ったことがあると思います。
とんぼりリバークルーズ
ドン・キホーテ観覧車の前から乗船して、道頓堀をクルージングします。
宗右衛門町から日本橋、浮庭橋と、約20分間程の道頓堀ミニクルーズです。
観光客でいっぱいの戎橋の下もくぐるので、見ごたえがあります。
宗右衛門町アーチ
宗右衛門町の入り口には、アーチがあります。
このアーチをくぐると、一気にディープな雰囲気漂う宗右衛門町らしい街並みになります。
ちなみに、現在のアーチは2012年にリニューアルされたものです。
ホストクラブの看板
宗右衛門にはいろいろな所にホストクラブの看板があります。
この看板も、指折りのホストクラブ街である宗右衛門町らしさでもあります。
Googleマップのストリートビューで、看板を探すのも面白いですよ。
まとめ
大阪ミナミのディープなホストクラブ街『宗右衛門町』の特集は、参考になりましたでしょうか?
宗右衛門町では、すぐ隣の心斎橋より夜の街を感じる事が出来ます。
ミナミでホストを極めたいのなら、宗右衛門町で勝負しては如何でしょうか?