爆弾とは、ホストクラブの禁止事項のこと
ホストクラブにおける"爆弾"とは、そのホストクラブに勤めるホスト(キャスト)を対象にした禁止事項のことです。基本的には「お客さまに損害、不快感を与える行為」「ホストクラブに損害を与える行為」などが含まれます。
- お客さまの横取り
- 喧嘩
- 暴力
- 盗難
- 情報漏えい
- 器物破損
- お客さまへの過度な接触
- 遅刻・欠勤
などが爆弾行為とされます。
ホスト業界特有のものとして"お客さまの横取り"は特に注意しなければならない特大の爆弾です。最悪の場合は退店(クビ)まであり得ます。
また暴力や盗難などの犯罪行為は退店どころか逮捕まであり得るので、絶対にやってはいけません。
店舗によっては上記以外にも細かく爆弾行為についてのルールが決まっていることがあるので、ホストとして働く際には必ず確認するようにしましょう。どんなホストクラブであっても上記の行為が許されている店舗は存在しないので、はっきりルールで記されていなかったとしてもやってはいけません。
なぜ"お客さまの横取り"が特大の爆弾になるのか
"お客さまの横取り"はホスト業界特有のマナー違反です。
なぜこの行いがマナー違反であり、特大の爆弾とまで言われるのか、それは爆弾行為の条件を二つとも兼ね備る、他よりも影響の大きなものだからです。
先ほども紹介しましたが、爆弾行為の条件とは
・お客さまに損害、不快感を与える行為
・ホストクラブに損害を与える行為
この二つです。
もしお客さまの横取りが起きると、横取りしたホストと横取りされたホストで必ず揉め事になります。
ホスト同士の揉め事に巻き込まれた形になるお客さまは"楽しめなくなり、不快感を感じて"もう二度と来店しなくなります。
そうすると、そのお客さまが本来お店で遊ぶはずだったお金が丸々"お店の損害"になるというわけです。
これを避けるため、ホスト業界ではお客さまの横取りを爆弾行為として禁止しているのです。
爆弾をやってしまうとどうなる?
基本的にはその爆弾の程度によって対応が分かれます。
軽いものでは注意から、重大なものなら退店まで。
特に重大な暴力や盗難、お客さまの横取りなどでホストクラブに対して金銭的な損害が発生した場合は損害賠償が請求されることがあるので、絶対にやってはいけません。
賠償金は30万円 〜 100万円ほどになることが多いようです。
言ってはいけない!接客中のタブー・プチ爆弾
ホストは芸能人のようにお客さまに夢を与える仕事。
できるだけ長く夢を見ていただくべく努力するのが使命なので、夢から覚めてしまうような発言はNGです。
現役ホストから一言アドバイス
客、お客、ではなくて、同僚と話すときでも「お客さま」とか「姫」と呼ぶ
年齢・職業など、お客さまの個人情報を聞く
この2つはタブーの筆頭です。
ホストクラブに限らず、女性に年齢を尋ねるのはNG。
また、職業に関しても、公務員や水商売など、自分の仕事を言いにくいと感じている人も多いので、聞かない方が無難。
お客さま自らが自分の職業を明かす場合もありますが、それはあなただから打ち明けたのであって、第三者にしゃべるのは絶対にダメ。秘密厳守です。
間違ってもSNSなどに書き込まないで!
現役ホストから一言アドバイス
・お客さまの話を、他のお客さまに言うのは絶対禁止
・「なんでホストにハマったん?」っていうのは聞かない方がいい
会話の3大タブー「野球・宗教・政治」はもちろんダメ
関西では特に野球ネタはNG。
「〜が優勝しましたね」なんていうネタ振りも時に険悪なムードを引き起こします。お客さまと同じチームのファンだからと言っても、店内で誰がその話を聞いているかわかりません。
同じように宗教ネタ、政治ネタも気まずい雰囲気になりがちなので、こちらからその話を振るのは避けましょう。
この3つは本気の喧嘩になりかねません…。
現役ホストから一言アドバイス
・何を話すにしても雰囲気読んで
・マイナス発言に気をつけよう!
下ネタ・容姿の話の振り方には注意!
お客さまを「お姫さま」と呼ぶホストクラブ。
徹頭徹尾、「王子さま役」になりきって下ネタは言わない方が無難です。もちろん下ネタが好きな女性はいますが、不快に感じる人もいます。ましてお客さまに無断で触る、なんては行為はもっての他。気をつけましょう。
また、容姿や服装などで女性全般を貶めるような発言も下ネタと同様です。目の前のお客さまのことでなくても「今日ダサい女がいて…」なんて発言は妙な緊張感を生むだけ。
現役ホストから一言アドバイス
・「芸能人の〜に似てる」は良くないと思う
・体型についてはこちらがほめてるつもりでも、本人が気にしている場合があるので気をつけること!
・絶対に乳首の色を聞くな!
他のホスト情報をばらす(情報漏えい)
他のホストの情報をペラペラと喋ることは、ホスト業界では明確に禁止されているNG行為になります。
「このホストは昨日だれだれと会っていた」「あのホストは昨日お茶だった(※指名客0の意)」など、絶対に言ってはいけません。
営業に関することではなくても、プライベートはもちろんどんな些細なことでも避けましょう。
もしお客さまに聞かれたとしても答えてはいけません。
現役ホストから一言アドバイス
・店の給与システムについて話すのはダメ
やってはいけない!勤務中のタブー・プチ爆弾
ホストクラブは「酔っぱらっていたから…」が言い訳にならない、お酒の仕事。
禁止行為の中には罰金制度が設けてある場合もありますので、十分注意が必要です。
遅刻・無断欠勤
一般的にも信用を失うNG行為ですが、ホストクラブでは店舗によって数万円の罰金が科せられることがあります。
病欠や、前もって連絡をしていても、罰金となるケースもあるようです。
遅刻・欠勤に関して詳しく明示してある店舗が増えましたが、必ず店長や先輩に確認しましょう。逆に皆勤賞がある店舗もあります。
営業中に寝る
いわゆる「酔いつぶれる」行為。できれば避けたいですね。
お酒の弱い人や飲めない人は、あらかじめ店長や先輩に相談して、解決策を講じましょう。
特集:ホストに学ぶお酒の飲み方
特集:お酒が飲めなくても稼ぐホストを紹介
特集:お酒に強い?弱い?簡単診断方法
お客さまへのボディタッチ
ホストクラブに来るお客さま(女性)は、男目当てだからボディタッチしても良いと思われがちですが意外と大半のお客さまは嫌がります。
お客さまとの適度な距離感を持ちましょう!
特に新規のお客さまには注意してください。
ライターの火をお客さまに見せたらダメ
ホストといえば、お客さまのタバコに火をつけるのは当たり前ですが、この単純な行為にも気をつけてください。
『必ず、ライターを右手でもち、左手で炎を隠す』
これは、暗い店内でお客さまがいきなり明るい炎を見て視界が悪くなることを防ぐと同時に、ライター異常により火傷などしないようするためです。
ライターには他にも決まりごとがあり、火力調整の出来ないジッポや、広告の入ったモノなどは使用禁止です。
特集:ホストのテーブルマナー
お酒を作るときの順番に注意
こちらもテーブルマナーについてのお話です。
ホストは、特にヘルプに着いたときはお酒を作ります。
その時のお酒を作る順番も気を付けなければいけません。
1.お客さま ⇒ 2.担当ホスト ⇒ 3.先輩ホスト ⇒ 4.ヘルプ
です。
また、お客さまが来店され席に着いた一杯目は特に素早く作って提供する必要があります。
お客さまが複数の場合は、目上の方から順番に提供するようにしましょう。
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