ホストクラブ業界に興味はあるけれど「自分はしゃべりがダメだから」と諦めているそこのアナタ!
コミュニケーション能力は生まれつきの才能だと思っていませんか?
ご存知の通り、究極の接客業とも呼ばれるこの夜の世界で活躍する売れっ子ホストたちは、高い会話スキルを持ちます。
しかし全てのホストがはじめから会話術に長けていたわけではありません。
今回の特集ではホストとして接客するのに役立つ「女性との会話術」をまとめてみました。
出会いや恋愛のシーンで役立つのはもちろんですが、そのコツが少しつかめたらホスト業界の門を叩いてみましょう。
デリカシーに欠けた質問は100%モテない
例えば「あの人にはデリカシーがない」とか「会話にデリカシーがない」とかは、人に対しての悪い評価としてたびたび耳にすることがあります。
接客業であり、しかも女性の相手をする仕事であるホストクラブでは、このデリカシーは一般社会よりもさらに高いレベルが要求されます。
ホストの世界では、お客様である女性と会話するときに細心の注意を払っている点があります。
それは、相手の「職業」や「年齢」を聞くこと。
基本的なことですがこれはNG。そしてお客様の機嫌を損ねることを言うのも絶対にダメです。
これを一般人の男女の出会いのシーンに例えると、初対面で相手に直接的な質問をしてしまうという場面が思い浮かびます。
興味本位なだけで「年いくつ?」、「彼氏いるの?」などという他人のプライベートに土足で踏み入るような、一方的な問いかけのことです。
初対面の女性との会話では、自分本位で相手のことを根掘り葉掘り聞くのはほぼ間違いなく嫌われます。
この「会話のデリカシー」は、恋愛だけではなく普段の生活のシーンでも、女性と会話する場面では非常に大切になりますので、常に頭に入れて話をするように心掛けましょう。
会話を盛り上げるコツは共通の好きなことを見つけること
「接客の際、相手の好きな話題を見つけるにはどうしたらいいか」。
これはホストクラブの現場で、よく新人ホストが頭を悩ませている問題の一つです。
その問題を解決するには、まずホスト側から積極的にお客様が身に付けているもの、音楽、映画、好きな食べものや飲みもの、好きな芸能人などの話を振って、相手の反応を見てみる必要があります。
次に自分から話し始めます。
自分が何にハマっているのかなどの話をきっかけに、共通の趣味や共感できる内容の話題を探します。
以上のように、相手にいろいろと話を振って、お互いに興味がありそうな共通の話題を見つけるというのは有効な方法の1つです。
ちなみに合コンなど初対面で女性と会話するようなシチュエーションでは、以下のような話題が一般的には好まれます。
(1)過去の恋愛話や友達の恋愛話
(2)思春期に好きだった音楽の話
(3)共通で好きなスポーツ(サッカーや野球など)の話
(4)ペット、動物全般の話
(5)最新家電の話
(6)幼少の思い出(今考えると笑える話)
(7)仕事の笑えるグチや面白い話
(8)好きな映画やドラマの話
(9)血液型の話
スムーズな会話は「先を読む」ことから生まれる
また、相手との会話が途切れないようにするためには、常に会話の先を読むことも大切になります。
これは連想ゲームと同じで、頭の中で次々と話題をシミュレーションしていきます。
そうすることによって話がスムーズに進むのです。
相手に伝わる自分の印象を考える。何気ない気遣いが活きる
ホストたちは毎日、いろいろなタイプの女性を接客します。
全てのお客様に好印象を持ってもらうのは中々難しいことではありますが、対処法はあります。
これは年代別で方法が異なります。
お客様が若い場合は最初は敬語から入り、仲良くなったらタメ語を使うなどし、徐々に距離を縮めていくように接します。
一方、年齢層の高いお客様は敬語を交えながらも、可愛がってもらえるような会話の運び方をします。
また実際の会話では、万能ウケする話題を最低2〜3個は用意して対応しています。
それでは初対面、またはまだ親しくない女性と会話するシーンで、自分が相手に好印象を与えるためには、どう振舞えばいいのか、考えてみましょう。
下記は、女性が好印象を持つ男性の話し方の6つの特徴です。
(1)相手が年下でも、最初は敬語を使って話す。
(2)助言を求められたら、相手の意向も尊重し「こういう考え方もあるよ」とアドバイスする。
(3)相手の言葉をさえぎらず、最後まできちんと聞いてから話す。
(4)一部の人にしか通じない話題を避け、その場にいる人全員に分かる話をする。
(5)会話が脱線しすぎたら、さりげなくもとのテーマに戻すように導く。
(6)話すスピードは相手にあわせて調節する。
好印象が得られる話し方に共通しているのは、目線が相手と同じ高さで、話に加わっている人全員への配慮や思いやりがある点だというのが分かります。
一方、印象が悪くなるのは、発言内容が上から目線で偉そうだったり、初めから馴れ馴れしかったり、自分の自慢話ばかりするという、いわゆる自分本位の話し方です。
もし、話題の内容が自分の得意分野であっても、少し抑えて相手に分かりやすく伝えるなど、工夫して話すことが大切です。
連絡先を自然な流れでゲットするにはどうすればいい?
次は、初めて会った相手とその後も連絡を取りたいと考えた場合、どうすればスムーズに連絡先の交換ができるかという問題です。
ホストの世界では、お客様が初回でお店を訪れた場合、相手の連絡先を聞いて今後の指名獲得につなげていこうという流れはごく自然のことです。
そのため、ストレートに「ぜひ連絡を取りたいから教えてほしい」と伝える手段は手っ取り早く、そして意外と有効です。
ただ、いつでも連絡先を聞けるわけではないのでお客様と共通の話題で盛り上がったときに「今度どこかに一緒に行こう」など自然な流れで聞き出すのがベストです。
相手に連絡先を聞く理由がはっきりしている点が重要なのです。
参考までに、ホストでも転用可能な「合コンなどで警戒されず自然に女性の連絡先を聞くための具体的なフレーズ集」を紹介しましょう。
(1)「仕事の相談とかしてもいい?」と、下心を見せずに話す。
(2)「まだアドレス知らないよね?」と、連絡先交換が当然のように振る舞う。
(3)「今度飲み会やるから連絡先教えてよ」。
(4)「このメンバーでまた集まろう」と、ほかの人も含め一斉に連絡先を教えあう。
(5)「あとで写メ送るから」と、画像交換を口実にする。
(6)「今度□○□の新しい情報入ったら教えるよ」と、共通の趣味の情報交換を理由にする。
(7)「さっきの話、もっと聞きたいな」と、相手の話題に興味がある素振りをする。
(8)「後で□○□に連絡先聞いてもいい?」と、共通の知人を介することで、考える時間を与える。
(9)「友達増やしたいから、協力してくれ!」と、冗談まじりでお願いする。
このフレーズを見て分かるように、先に述べた「共通の話題で話ができたか(盛り上がれたか)」、「相手に好印象を与えることができたか」の2点をクリアすることが「自然な連絡先交換」への近道、と考えられますね。
まとめ
ホストとして女性を接客する。
何となく難しそうなイメージがあったと思いますが各ポイントを押さえておけばそれほど難易度が高いものではありません。
ホストクラブの中にはより詳しい内容をマニュアル化していたり、接客指導の担当ホストがいてノウハウを教えてくれたりします。
これらを学びつつ最終的には「自分らしさ」をプラスしてアピールすればホストとして更なる飛躍が出来るでしょう。
次回の女性との会話術(応用編)では、メールやSNSの効果的な利用方法などを紹介する予定です。
実践してみよう♪
せっかくホスト流の会話術を学んだからには、実際に試してみたいですよね?
いきなりホストを始めるのはハードルが高いですが、ホストクラブには体験入店と呼ばれる制度があります。
この制度を利用すれば、実際に会話のテクニックを試すチャンスが簡単に得られる上にお金まで貰えてしまうというスゴいシステムです!
なにも本当にホストになる必要はなく、体験だけで終わってしまってもOK!
ホンモノのホストの会話術をその目で見ることもできますし、一石二鳥かも?
この特集でホスト流会話術(初級)をマスターし、体験入店で実践してみましょう!
|