若い女性に水商売を斡旋する“スカウトマン”たちの抗争を描いた全38巻に及ぶコミック『新宿スワン』。
“女の子を幸せにするスカウトマン”を目指す主人公・白鳥龍彦を軸に展開する物語が今回、綾野剛主演で実写映画化。
いよいよ今月末の5月30日に公開されます。
先日、5月7日に東京・歌舞伎町のTOHOシネマズ新宿でジャパンプレミアが行われました。
主演の綾野剛をはじめ共演の山田孝之、沢尻エリカ、伊勢谷友介、金子ノブアキ、深水元基、山田優、豊原功補、園子温監督、脚本の鈴木おさむ、山本又一朗プロデューサーが出席。
登壇陣が3台のリムジンに分乗し、全長約50メートルのレッドカーペットに登場すると大歓声が巻き起こったのも記憶に新しい。
STORY
一文なしだが野心だけは人一倍ある白鳥龍彦(綾野剛)は、新宿・歌舞伎町に乗り込んで一旗揚げようと決意する。
ひょんなことから彼は、名の知れたスカウトマンとして数々の伝説を持つ真虎(伊勢谷友介)に誘われてスカウト会社バーストの社員に。
歌舞伎町をゆく女性たちに声を掛けては、水商売、風俗、AVの仕事をあっせんし、その紹介料をつかんでいく龍彦。
ある日、切ない目をした風俗嬢アゲハ(沢尻エリカ)と運命的な出会いをします。
しかし、その裏には、新宿でバーストとしのぎをけずるライバル会社ハーレムで頭角を現していたスカウトマン南秀吉(山田孝之)の影があった。
さまざまな人物や出来事と対峙(たいじ)しながら、彼はスカウトマンとして、一人の人間として大きく成長していく。
映画を盛り上げるMUSIC
主題歌として起用されたのは、今話題沸騰中の狼バンド「MAN WITH A MISSION」の『Dive』。
また挿入歌には「UVERworld」の『Collide』がそれぞれ抜擢されています。
4月には、「『新宿スワン』スペシャルライブ〜SSSL〜」が行われ、両バンドのライブに綾野剛も特別ゲストで登場するなど、様々な方面で盛り上がりを見せています。
こちらのライブで綾野剛は「(映画の中に)曲が生かされてますよ。僕も音楽の力って信じてますし、映画の中でもTAKUYA∞たちの曲が流れた瞬間に空間が変わって」と、楽曲の持つパワーを褒めると、TAKUYA∞は「ほんまに? うれしいな(笑)」と照れた表情を見せるなど、仲の良さも伺えます。
新宿歌舞伎町のスカウトマンという尋常ならぬストーリー。
実際にこのようなことが起きているのかはわかりませんが、普段味わうことのできないストーリー、そして豪華キャスト!
5月30日は、ぜひ劇場へ足を運んでみてはいかがでしょう。
また、かなり原作からは簡略化されていると思うので、気になった方は原作の漫画も注目されてみてはいかがでしょうか。
映画「新宿スワン」公式サイト