映画監督の岩井俊二が、初の長編アニメーション映画に挑戦する作品『花とアリス殺人事件』。同作品のコミカライズ版を、漫画家の道満晴明(どうまん せいまん)が担当することが発表された。
道満晴明×岩井俊二によるコミカライズ企画始動!
岩井俊二監督の最新にして初の長編アニメーション監督作品[花とアリス殺人事件]を、『ニッケルオデオン』の道満晴明が自由奔放にコミカライズ。
2015年2月、やわスピにて短期集中連載予定!!
引用元:やわらかスピリッツ - 花とアリス殺人事件
「花とアリス」は、岩井俊二が原作・脚本・監督を務めた2003年の短編映画。
2004年に長編映画として公開し、ヒロインの2人を女優の鈴木杏と蒼井優が演じた。
映画『花とアリス殺人事件』は、「花とアリス」の前日譚にあたる作品で、2015年2月に長編アニメーション映画として公開予定。
この作品のコミカライズ版を、個性派漫画家の道満晴明が担当することになった。
筆者は道満晴明先生の大ファンであり、このニュースを知った時“おお!マジか!”とちょっと歓喜。
道満先生については、月刊IKKIで連載していた「ニッケルオデオン」や、月刊ヤングチャンピオン烈で連載中の「ヴォイニッチホテル」など、星新一の世界を体現しているかのような非常に良質で少し不思議なショートストーリーを手がける漫画作家として、もうちょっと世に知られてもいいお方だ、と常々思っていた。
今回のコミカライズ企画で、岩井俊二ファンは勿論、映画ファン、漫画ファン、様々な層に道満先生が知れ渡るいい機会だ!と強く感じている。
ここからはステマ臭くなるが、道満先生の最近の情報をお届けしたい。
まず、上記でも触れたが、2014年9月30日に「ニッケルオデオン」の最終巻「ニッケルオデオン 青」が発売された。
収録作品の殆どが1話完結のショートストーリーのため、「赤」「緑」「青」と発売されているどの巻から読んでも、独特の“道満ワールド”を体験できる傑作と言える作品。
気になる方は、下記のリンク先で試し読みをしてもらいたい。
IKKI PARA 試し読み 【ニッケルオデオン/道満晴明】
また、連載中の作品「ヴォイニッチホテル」の登場人物をモチーフにしたスマホケースも登場している。
2013年に期間限定で発売し、好評を博した同商品が、今度は対応機種を増やして再販されるというファンには堪らない出来事。
気になる方は、下記のリンク先から購入してもらいたい。
「ヴォイニッチホテル」iPhone・スマホケース - 秋田書店オンラインストア
メジャーとマイナーの狭間(というかだいぶマイナー)な作家、道満晴明。去年は体調を崩し一時休載する期間があっただけに、最近のこういった精力的な活動をとても嬉しく思う。
そしてもう一度言うが、もう少し有名になって、一人でも多くの方に“道満ワールド”を知ってもらいたいと心から願っている。