仕事をしていて一番億劫に感じる瞬間が「出勤する瞬間」ではないでしょうか。
職場についてしまえばスイッチは切り替わってやる気も出るのですが、どうしても家から出る瞬間までは「仕事行きたくない」と思ってしまいがちです。
そんな悩みとは無縁の仕事、それが「在宅ワーク」!
家にいながら仕事ができるので、出勤なんてものはありません。
もちろん人間関係や職場環境に悩むこともありません。
誰もが憧れる仕事方法のひとつでしょう。
しかし、在宅勤務というのは誰にでも合うというわけではありません。
ライフハッカーが「在宅勤務の成功に欠かせない7つの能力」をまとめられているのでご紹介しましょう。
http://www.lifehacker.jp/2014/11/141116home.html
1. 自発性
この特性はおそらく在宅勤務環境において従業員がその業務をうまくこなすのに最も重要な特性です。
1人で作業することには利点がありますが、外部からの動機付けはありません。
成功している在宅ワーカーの多くには、いつも新しいアイデアを思いつき、最低限の指示で能力を発揮し、各自の行動の結果に対して喜んで責任を持つという、起業家精神が見られます。
これは事業の経営者だけでなく、その従業員や下請け作業者についても同じことが言えます。
やはりこれが肝ですね。どんな仕事もいつ、どれだけやるかは全て自分次第。
様々な誘惑から自分をいかに戒めて、
一人で作業できるかが重要です。
2. 優れたコミュニケーション能力
優れたコミュニケーション能力は、就労環境を問わず便利なものですが、在宅ワーカーにとっては、このスキルは絶対的に不可欠なスキルです。
ほとんどのコミュニケーションが電話かメールで行われることから、自分自身の考えを明確かつ簡潔に伝達できる能力は非常に重要です。
非対面でのコミュニケーションをとっている場合には、しぐさや表情などの非言語的なサインがないことから、自分の意図する通りにメッセージを伝達することが、想像以上に難しいことがしばしばあります。
たとえば、何か不満があるとしましょう。すぐそこにいる人にその不満を伝えることは簡単です。しかし、メールでその不満を、話が横道にそれたり、誤解されたりすることなく伝達するのは、難しい場合があります。
少し以外というか、盲点ではないでしょうか。
在宅だから人と交流しなくても大丈夫と思いきや、仕事を請けるのも、売り込むのも全て自分が行わなければなりません。
さらに電話やメールで生まれるちょっとしたズレが思わぬミスにつながることもあります。
ヘタをすると、会社勤務よりも
コミュニケーション能力が必要になるかもしれませんね。
3. 高い処理能力
在宅勤務をしている場合には、その責任を全て自分がとることになります。
問題や課題に直面することも多くあるでしょうが、そのような場合にも、同僚からのアイデアやアドバイスを提供してもらうことなく、自分自身で解決する必要があります。
自分自身の力で問題の根源を見つけられますか?優れたリサーチ能力がありますか?批判的思考ができますか?折々に発生する危機に自分の力で対応できる自信がありますか?
以上に挙げたものは、単独で作業をする場合に重要な特性です。
2によって生じてしまったミスも全て自己責任。誰もかばってくれません。
どんな仕事にも「想定外」は存在します。いかに
トラブルに対応できるかが重要なポイントであることも頷けます。
4. テクノロジーへの精通
在宅ワーカーにはIT部門を持つというぜいたくはありません。
あなたのPCがクラッシュしたり、ライブビデオ会議を設定する必要のある場合には、全て自分で対応する必要があります。
自分でPC、ネットワークやメールに関する問題のトラブルシューティングに対応できますか?
SkypeやGoogle Hangouts、Join.me、Dropboxなどのツールを難なく使えますか?テクノロジーが思い通りにいかない時にはパニックに陥りますか?それとも、落ち着いて問題に対処できますか?
在宅ワーカーは、少なくとも社内やクライアントとのコミュニケーションに使用するツールやソフトウエアの基礎を理解している必要があります。
現在、在宅ワークのほとんどが活用するであろうツール、「パソコン」。
肝心な時にクラッシュしてしまったりしても、自分しか対処できる人物はいません。
その他にも作業効率を上げるソフトやツールは様々です。それを知っているかどうかで作業効率は大幅に変化するでしょう。
ある程度の知識は必要不可欠ですね。
5. 自己評価能力
在宅勤務における最大の難点は、外部からのフィードバックがないということです。
あなたの仕事のパートナーが平均以上のコミュニケーション能力を持つ人でないかぎり、肯定的であれ、否定的であれ、業務に対するフィードバックはあまり受けることができないでしょう。
この理由から、自分の仕事ぶりや自分の強み、弱みを自発的に評価できる能力が重要になります。
あなたは自分の業務についてネガティブなフィードバックを受けない限り、それが最高だったと見なしますか?周囲の人からのフィードバックや批評に依存していますか?それとも、自分の業務を批判的な目で評価できますか?
常に生産性を高め、効率を改善し、自分の業務全体がよりよくなる方法を探していますか?
自分が納品するものの検品をしてくれるのもまた、自分しかいません。
自分を
客観的に評価出来るかどうかも、かなり重要ですね。自分に厳しく出来るかどうか。
在宅ワークに向いているかどうか判断するのにいいポイントではないでしょうか。
6. 独立性
内向的な人は在宅勤務で最大の能力を発揮し、一方、外向的な人はオフィスで最大の能力を発揮するということを聞いたことがあるかもしれません。
しかし、これは常に正しいというわけではありません。実際、外向的な人は遠隔的に業務を行っていても組織内で目立つことに長けており、一方で、内向的な人は新たなチャンスや昇進のチャンスがあっても見過ごされていると感じることがあると反論することができます。
ここでの重要なポイントは、人の性格ではなく、1人でいるときに最高の作業をすることができる能力です。これは、内向的な人や外向的な人の双方に言えることです。
作業の邪魔をする同僚に苛立つことはありませんか?1人で作業している際にメールやプロジェクトをどんどん片付けられますか?それとも、誰かと共同作業をするとき、または、オフィスの騒がしさのなかで最大の能力を発揮しますか?
これらはすべて、在宅勤務にするかどうかを決定するための重要な検討事項です。
「人の目」がある方が作業が捗る人と、一人でいる方が作業が捗る人が存在します。
自分がどちらに当てはまるのかは在宅ワークに向いているかどうかを決めるポイントですね。
一人で作業ができるという人の方が、在宅ワークには向いているでしょう。
7. 自信
最後に、在宅ワーカーとして成功するには、自分のスキルと知識に関する十分な自信が必要です。
フィードバックのない状態で意思決定を行う場面が多数発生し、その結果を受け入れる必要があるのです。
また、周囲の人の意見を聞くことなく、あなた自身の意見やフィードバックをためらいなく伝えることが重要です。オフィスにいれば、周囲の雰囲気や同僚の意見がわかります。しかし、ホームオフィスという環境では、ユニークで、そして時には一般受けしない意見を出すこともあるかもしれません。
そうした際に投げかけられる批評に対処できますか? ネガティブフィードバックを受けてもダメージを受けないほどに自分自身と自分のスキルに自信がありますか? あなたは自然にリーダーとしての役割、少なくとも自分の作業とその結果に対する責任をとる必要のある役割に魅力を感じますか?
在宅ワークは自己決定の連続です。
自分に決定権の全てがあり、どの選択にも責任がついてまわります。
その決定を行うためには「自信」が必要不可欠です。
まずは根拠がなくても「自分は出来る」と思うところからがスタートですね。
いかがでしょうか。在宅ワークに向いていましたか?
在宅ワーク希望者には「会社で働きたくない」などの理由が多そうですが、以外に会社で働くよりもコミュニケーション力など必要な要素は多そうです。
在宅ワークに憧れているという方は、いずれは在宅ワークにシフトしていくのもいいですが、その前に
『コミュニケーション力』や
『自信をつける』など、外へ出て必要な能力を身につける必要があるかもしれません。