イラストレーター 中村佑介が、約5年ぶりとなる作品集『NOW』を発売する。
ロックバンド、「ASIAN KUNG-FU GENERATION」のCDジャケット、『謎解きはディナーのあとで』の装丁画などで知られる大人気イラストレーター・中村佑介。
発売される『NOW』は、前作『Blue』以来約5年ぶりとなる、ファン待望の新作画集。表紙のイラストは、前作『Blue』の表紙に登場した少女の5年後の姿を描いたものだ。
引用元:ファッションプレス
アジカンのジャケットや、アニメ「四畳半神話大系」のキャラクターデザインなど、イラストレーターとして20代を中心に絶大な支持を集めている中村佑介。5年ぶりの作品集ということで、楽しみにしている方も多いでしょう。
中村の描くセーラ服を着た可愛らしい女の子の横顔、カラフルでちょっとレトロでノスタルジーな雰囲気が、筆者も大好きだ。
中村と言えば、“エロ漫画に興味を持ち、M字開脚をしている女性ばかり描いているのを母親に見つかり「それなら私のを見せてやろうか?」と言われたことから女性が苦手になった”という有名な逸話がある。
そんな中村にとって、女性と接する機会となったのが“アダルトビデオ”だったため、有名になった現在でもアダルトビデオ好きを公言してやまない。
例えばゴッホは生前、色盲でありながら数多の名画を生み出してきたと言われていたり、ベートベンは難聴を乗り越えて作曲家として大成した。障害や、そこからくるコンプレックスは、芸術家にとってエネルギーの源であり、それを武器にした作者は強い。そして作品はその分、人を惹きつける強烈な魅力を持っている。
あんな可愛らしい女の子を描く中村に、こんな壮絶(?)な逸話があったのかとちょっと驚いたが、だからこそ強く惹きつけられる魅力が、あの女の子にはあるのだと思う。新作『NOW』は、本当に楽しみだ。