文化庁が、“マンガ、アニメーション、ゲーム、メディアアートの作品および所蔵情報”を集めた『メディア芸術データベース(開発版)』というサイトを公開している。
文化庁のメディア芸術デジタルアーカイブ事業では、平成22年度より5か年にわたり、我が国でこれまでに創造されてきたメディア芸術作品の全体像(作品情報及び所蔵情報)の調査、作品のデジタル化に資する事例検証等を行なってまいりました。
その成果の一環といたしまして、マンガ、アニメーション、ゲーム、メディアアートの作品情報や所蔵情報をデータベースとして整備し、「メディア芸術データベース(開発版)」という名称で広く公開しています。
データベースの内容は、随時更新・追加を行う予定です。
引用元:メディア芸術データベース
このサイトでは、マンガの単行本・雑誌が33万冊、アニメーションはテレビ放映・劇場版アニメ・OVAなど約9000タイトル、ゲームは家庭用ソフト・アーケードゲーム・PCゲームが約3万5000タイトル、メディアアートはメディアアート・現代アート関連の展覧会・イベントなどの情報が約1万件網羅されている。
誰でもデータベースにアクセス可能で、簡単に検索できるこのサイト。まぁ、載っているのは発売日やジャンルなど必要最低限の情報しかないが、例えば検索したい作品の名前がわからない時などに重宝するかもしれない。
とにかく膨大な量の情報があるが、こういったカルチャーを国が文化として認め、データベース化したことは革新的なことである。公開されているのは“開発版”だが、近い将来“完成版”ができるのを心待ちにしたい。