オーディオテクニカが開発技術を集結し作った最高傑作「ATH-MSR7」の発売を記念して連載しているコラム
「プロはどうやって聴いている?知って得する音楽リスニングガイド」にて、THE BAWDIESのベースボーカルを務めるROYさんの『音楽の聴き方』についてインタビューを行われています。
ROYさんはインタビュー内にて
「音楽を深く味わうための4つのリスニング方法」を語っています。
1.ヘッドホンとCDプレイヤーを持ち運ぼう
ROY:他の音が入ってきちゃうと集中して音が聴こえないので、ヘッドホンをいつも使っています。
ヘッドホンで爆音で聴くと、新しい発見もありますしね。
パソコンのスピーカーから音楽を流していると、一つひとつの音が聴こえてこなくて、自分たちが演奏したものですら聴き取れないこともあります。
いいもので音楽を聴くと、音楽の楽しみ方も増えますし、音楽の聴き方も変わると思うんですよね。
外の音をシャットアウトし、音楽の世界へと浸るにはヘッドホンが最適!
いいヘッドホンから流れる音はTVやPCのスピーカーなどでは聴こえない音を発見できるので、ぜひいいヘッドホンを手に入れましょう!!
2.メディアによる音の違いを感じてみよう
ROY:アナログ盤の音には温かみがあるとよく言われますが、実際に同じ曲をCDと配信音源とアナログで聴き比べると、確かにそうだと納得できると思います。
僕がよく聴く音楽は海外の古いアーティストが多いので、必然的にアナログ盤が多くなってしまいますが、レコードをかけられるのは自宅にいるときだけ。
外でも聴きたい曲やアーティストは、CDとアナログの両方を買いますよ。
音源を手に入れる方法はいくつもありますが、ROYさんがオススメなのはアナログレコードとのこと!
普段どうしてもCDや配信音源で聴くことが多くなっていますが、逆に言えば様々な音を手に入れることができるということ。
お気に入りの曲がアナログ版も発売されている場合はぜひ音の違いを確かめてみましょう!!
3.同じ曲をいろいろなアーティストで聴き比べてみよう
ROY:例えばThe BeatlesやThe Rolling Stonesもそうですが、海外のアーティストは、リスペクトする人や曲をカバーしていることが多いんです。
なので、人気のある曲は、何組ものアーティストにカバーされています。
人によって、同じ曲でも全く表現方法が違っていて面白いですし、いろいろなアーティストを知るいいきっかけになると思います。
アルバムにカバー曲が入っていたら、同じ曲を他に誰かやっていないか探してみると面白いですし、時代を超えたカバーを聴くのも楽しいですよ。
長い音楽の歴史があるからこそ生まれた新しい音楽との出会い方ですね!
「名曲」と言われているものは確かに多くの方がカバーしています。
ミュージシャンそれぞれの曲の解釈やオリジナリティを感じたり、好きな曲のカバーしている新しいアーティストを知るいい機会になりそうです!!
4.シングルレコード(アナログ盤のシングル曲)を聴いてみよう
ROY:当時のアーティストは、シングルのリリースを重ねて、いいシングルが集まったベスト盤としてアルバムを出していたので、アルバムを出せているアーティストというのは、人気があった人たちなんです。だから、器用で頭もいいんですよ。
でもその一方で、シングルを1枚だけを残して消えていったアーティストが星の数ほどいるんですよね。
そういう人たちは、不器用だし、「このシングル1枚で人生変えてやりたい」っていう振り切った熱量が込められていて、1曲1曲がとても濃いんですよ。
シングルレコードもなかなか触れることが少ない時代。
発掘されることなく消えていった熱い音楽の世界がきっとそこにはあるようです。
少し上級者向けですが、昔はよくやった「ジャケット買い」、あの時の気持ちを、自分しか知らないかもという優越感を思い出しましょう。
普段聞かなかった新しい音楽の世界が眼前に広がるかもしれません!
インタビューの最後には
「音楽を作る側がこだわった一つひとつの音を聴いてほしい」と語るROYさん。
音楽を作る者として、やはり自分たちが生み出した『音』は隅々まで、そして「本当の音」を聞いてもらいたいと願うのは当然の摂理。
今回のインタビューのきっかけとなったオーディオテクニカのヘッドホン「
「ATH-MSR7」」をはじめ、良質なもので音を、音楽を聞くと、これまで見えてこなかった新しい音の世界を発見することができるかもしれませんね!