安達寛高(乙一)、桜井亜美、舞城王太郎という稀代の小説家3名が
「コーヒー」をテーマにそれぞれ監督を務めて制作したオムニバス映画『ぼくたちは上手にゆっくりできない。』が公開されます。
3月28日(土)より東京渋谷のミニシアター・ユーロスペースにて公開される今回の作品は、日常生活の象徴としてある「コーヒー」を共通のアイコンとして、「上手に何かをできない僕たち」の人生のある1ページを紡ぐ内容となっています。
作品内容
乙一さん監督作品『Good Night Caffeine』
小説『GOTH』、『ZOO』などで知られる乙一さんは、「安達寛高」名義で映像作品を発表しており、『立体東京』や『一周忌物語』などを制作。
桜井亜美さん監督作品『花火カフェ』
小説『MADE IN HEAVEN』や『チェルシー』などを上梓してきた桜井亜美さんは、映画『虹の女神』の原案と岩井俊二さんとの共同脚本を担当するほか、『人魚姫と王子』、『PLANETARIUM』など自身の映像作品も積極的に監督。
舞城王太郎さん監督作品『BREAK』
小説『土か煙か食い物』や『阿修羅ガール』などを刊行してきた舞城王太郎さんは、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』と同時上映された特撮短編映画『巨神兵東京に現わる』でテキストを担当。また、短編アニメ配信プロジェクト「日本アニメ(ーター)見本市」において『龍の歯医者』で初めてアニメに関わるなど、映像制作にも意欲的に参加してきたが、実写映画を監督するのは今回が初となる。
参照元:KAI-YOU
上映時間は105分。
2週間限定でのロードショーとなっているため、各作家ファンは見逃さないよう注意。
今回の上映中には、舞台挨拶やトークショーなどのイベントも実施予定とのこと。
また、監督作家陣による書き下ろし冊子の来場特典も準備中とのことです。
新進気鋭のクリエイターである3名なので、それぞれの監督ファンもいるのではないでしょうか。
メガホンを取った3人の映像作品を見て何か感じてみるのもいいかもしれません。
また、今回の作品のテーマが「上手に何かをできない僕たち」ということで、共感できる部分も多いでしょう。