人気ロックバンド「THE BAWDIES(ザ・ボーディーズ)」のフロント(vo&b)を務めるROY(ロイ)が、単行本『TIME is MUSIC』を発売する。
本書は、バンドの原点といえるザ・ソニックス、ROYが敬愛するオーティス・レディングなど様々なアーティストの魅力をはじめ、時代背景とリンクした音楽ムーブメントなどについても切り込み、博学多識なROYがわかりやすく&親しみやすく紹介していく。
さらに、ROYの撮り下ろし最新写真や、今年結成10周年&デビュー5周年を迎えたTHE BAWDIESのサウンドをもディープに掘り下げる追加インタビューも敢行。音楽を掘る=ルーツを探る面白さ、そのガイドとしての機能を備えた内容になっている。
引用元:WHAT's IN? WEB
2009年のメジャーデビューから、あっという間にロックシーンの人気者となったTHE BAWDIES。
お揃いのモッズスーツを身に纏い、まるで60年代のロックバンドがタイムスリップしてきたかのような振る舞いや、音楽性に筆者は思わず唸った。バンドの根幹にあるのは、ザ・ソニックスやリトル・リチャードといったブラックミュージックと公言しているだけあって、発表する楽曲の数々には説得力があり、実にしっかりと出来ている。
今回発売される『TIME is MUSIC』は、雑誌「WHAT's IN?」で連載中のROYのコラムを書籍化した1冊。ROYが豊富な知識と溢れる愛をもって、紹介するアーティストの音楽や、魅力を解説している。
余談だが、メンバーのJIM(ジム)は「VOX MARK VI」という一風変わったギターを所持。
「VOX(ヴォックス)」社は、アンプメーカーとして知られているが、有名どころだとローリングストーンズの元メンバー、故ブライアン・ジョーンズも同社のギターを使っていたりと、なかなか通好みのメーカーだ。
JIMが所有する「VOX MARK VI」は、64年製のヴィンテージで、お値段14万円を7千円×24回払いで学生時代に購入したという。
“パッと出ていきなり人気に火が着いた”と思われがちなTHE BAWDIESだが、地道な努力があったからこそ、今日の不動の人気を築いた。
そんなTHE BAWDIESのルーツを知るために、ロックファンならずとも是非読んでもらいたい1冊だ。