グループダンディ会長「高見翔」について
※画像は公式ツイッターより
グループダンディの創設者であり、現在の会長。
高見翔氏についてまとめました。
広島から上京して六本木でホストデビュー
高見翔氏の生年月日は非公開ですがホストデビューは18歳のとき。
故郷の広島から上京して六本木のホストクラブに入店しました。
新人ホストがお客様を獲得するのに苦労するのは今も昔も変わりません。
しかし、アイディア次第で状況は変えられます。
高見翔氏が参考にしたのは漫画「ジ・ゴ・ロ」(原作:早乙女正幸、作画:檜垣憲朗)
学歴も金も何もない主人公が、容姿と行動力を武器にして超一流のホストを目指すストーリーです。
漫画で得た知識が意外にも功を奏し、新規のお客様をゲット。
新人でありながら即座に指名を獲得した達成感と、指名を取れない先輩ホストへの優越感で気分は最高潮に。
このような成功体験が元でホストの仕事を続けることになったのです。
歌舞伎町のホストクラブへの移籍
ホストの仕事が軌道に乗り、収入が増えてくると物欲が大きくなるもの。
高見翔氏の場合は高級外車「フェラーリ」。
購入資金を貯めるためにがむしゃらに働くうちに店内のスタッフとの関係性が悪化。
移籍先として選んだのは歌舞伎町のホストクラブでした。
移籍先のホストクラブは業界用語で言うところの「動物園」。
ややルックスに難があるホストが多いお店でした。
しかし、彼らにはホストとしての熱いマインドがありました。
それを感じ取った高見翔氏は自らの売上のみを追い求めることを止め、チームのために働くことを決意。
結果的にはそれが功を奏し、自分自身のみならず同じお店で働くホストたちも稼ぐことができたのです。
ここで学んだ人材マネジメント方法や一致団結して成功を掴み取る体験はグループを設立後の事業拡大に大いに役に立ったことでしょう。
独立、そして『トップダンディー』オープン
店舗に所属するホストとして頂点に達した高見翔氏はついに独立を決意。
グループダンディの中心となる『TOPDANDY(トップダンディー)』をオープンします。
数々のカリスマホストがトップダンディーから誕生しました。
シャンパンコールの生みの親「頼朝」。
創設期を支え、ホスト卒業後は経営者として世界にも進出した「真樹京介」。
現在シンスユーグループのプロデューサーを務める「優士」。
優士とのNo.1争いを演じた「信虎」
彼らの活躍は多くのメディアの注目の的となり、トップダンディー・グループダンディの名を全国区に押し上げました。
書籍「ホストの学校―本気(マジ)で一億つかむ本」出版
高見翔氏が自らの経験を元にまとめたいわば「ホストの教科書」。
ホストとしての心得はもちろんのこと、「理想の男」よりも「理想のデート」などの実践的アドバイス。
トラブルに発展しがちな「売り掛けの扱い方」まで網羅。
現役ホスト(当時)のインタビューも収録された読み応えのある1冊。
トップホストに必要な人間力や自己プロデュース能力を磨きたい方にもオススメ。
発売は10年以上前ですが、現代のホストにもしっかり刺さります。
- ホストの学校―本気(マジ)で一億つかむ本
- 出版社:河出書房新社
- 2008年2月1日発売
- Amazon
ホスト業界に影響を与え続けるグループダンディ
常に業界をリードし続けるグループダンディ。
様々な分野で業界に影響を与えています。
シャンパンコール発祥の地
ある意味でグループダンディがホストクラブ業界に与えた影響で最も大きいのが「シャンパンコール」を生み出したこと。
高級シャンパンを注文してくれたお客様への感謝の気持ちを伝えるシャンパンコールは店内を盛り上げる重要なパフォーマンス。
お客様にとっても店内で最も目立つ瞬間です。
グループダンディの中心である「TOPDANDY」のNo.1ホスト『頼朝』が考案したことでも有名です。
新しい業界用語や遊び方が生まれる場所
すでにシャンパンコールについて触れましたが、グループダンディが生み出したとされるホスト業界のスタンダードや新しい遊び方があります。
その一部を紹介しましょう。
- 狙い撃ち
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100万円以上のお酒(厳密には1本で)の注文を受けることです。
グループダンディ内では注文を受けた際に山本リンダさんの名曲『狙い撃ち』を流していたことが由来。
現在では他店でも同様の意味合いで使用されています。
- クイック
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ホストクラブを気軽に楽しめる料金プランです。
開店から約90分間利用できるシステムで、ボトル・割り物(場合によっては缶ビール・チューハイがプラス)がついて指名料とtaxが全て込みで1万円と言うプラン。
ホスト遊び未経験者の方には気軽に遊べるプランとして、または他店に指名ホストがいる方も新たな出会いを求めて。
クイックのメリットはお客様側だけではありません。
新人ホストにとっても接客の機会が多くなり、本指名を貰えるチャンスが広がります。
一石二鳥のすばらしいシステムなのです。
特集:ホストクラブ用語解説
ホストの能力をビジネスに活用「ホストの学校」
グループダンディがホストクラブの経営で蓄積したノウハウを活用してもらうために開いているセミナーが「ホストの学校」です。
元々はグループに所属するホストの接客スキル向上を目的として開始(2012年)。
グループが拡大するにつれ、対象者はホストだけに留まらず、店舗を運営するスタッフやマネージャーにまで広がりました。
弱肉強食の歌舞伎町でトップに君臨し続けるグループダンディのノウハウを学びたい同業者は数多く、次第にグループ外からの講演依頼も増えていきました。
始まりはホスト個人のスキルアップでしたが、最終的には業界全体のスキルアップに貢献することになったのです。
「究極の接客業」とも称されるホストの接客術やお客様を虜にする心理学、トップホストを育成する人材マネジメント術などに興味を持つのは同業者だけではありませんでした。
今ではホスト業界に関わらず、多くの企業の求めに応じてセミナーや講義を開催しています。
※番外編として女性専用のセミナーもあり。
ホストの学校公式