ボタン一つで天板の高さが自由に変えられる、北欧生まれのオフィス用デスクが面白い。その名も電動昇降デスク「NEAT(ニート)」で、このほど国内発売を開始した。紛らわしいが、いわゆる「neet(ニート)」=「若年無業者」とは全く違う。
このNEATは、スタンディング・スタイルのオフィスデスクと呼ばれるものの一つで、"座りっぱなしは健康を害する"という発想に基づいて設計されている。
机の高さを自由に変えることができるので、座ったり、立ったりと、用途や気分に合わせて仕事の姿勢が選べ、腰痛や肩こりの軽減、生産性の向上などに役立つ。欧米の先端IT企業では、こうしたスタンディングのデスクをオフィスに採用しているところが増えているという。
オフィスのインテリアデザインを手がける株式会社スカンジナビアン モダン(本社:東京都港区芝公園3-6-22、代表取締役:岡部 登紀子)はスウェーデン生まれで、高さの調整が可能な上下昇降デスク「Sit&Stand(R)デスク」を2002年から国内で販売スタートしたパイオニア。同商品は海外でも大変好評ですが、国内でも対前年比170%の販売数を記録して、その人気が年々高まっていることから、2015年5月15日、対面二人がひと組になった他に類を見ない新タイプの上下昇降デスク「NEAT(ニート)」や、国内初の一本脚のミニ昇降デスクを販売開始いたします。
引用元:@Press アットプレス
今回、国内で発売されたのは、対面2人用セットデスクの「NEAT」、1本脚ミニタイプの「Mini Sit&Standデスク」2製品。ともに機能的で飽きのこない北欧らしいデザインを採用した電動昇降デスクだ。
こうしたスタンディング・スタイルのデスクは、最近では米国・シリコンバレーを中心とした有名大手IT企業のクリエイターなどにも愛用され、世界的な広がりをみせているという。
「座りっぱなしは健康にダメージに与える」というのが、スタンディングのデスクが注目される理由の一つだ。パソコンの前で長時間座ったまま仕事をしているヘビーワーカーに多い目の疲れ・肩こり・腰痛などの症状は、適度に立つことで軽減できるというのが人間工学的にも実証されている。
また、クリエイティブな仕事は座って集中して取り組み、スタッフとの意見交換や報告、資料の仕分けのときは立って行うなど、机の前で座ったり・立ったりする働き方は仕事にメリハリをつけ、効率をアップする効果もあるようだ。
上の動画を見ると、電動昇降デスクの実際の様子が分かる。女性がデスクの上に乗ってもビクともしない丈夫さだ。こんな机だったら、座ったり・立ったりしながら仕事をすることも可能なのだろうか。
またSOHOなどで小さな部屋がオフィスの場合は、仕事用デスクがボタン一つで"ミーティングスペースに早変わり"という使い方もできそうだ。
タバコは体に悪いということでオフィスでの喫煙が禁止になり久しいが、「座りっぱなしは健康に悪い」もオフィスの新常識になる時代が、そう遠くない将来にやって来るのかもしれない。