株式会社杉本カレンダーから、“工場夜景”をテーマにたカレンダー『プラント・イン・ザ・ナイト』の2015年版が発売されている。
日中にはあれほど無味乾燥した存在に思えた“工場プラント”という実体が、夕闇にライトアップされる頃から“主人公として”キラキラと輝き始め、時には“詩情”さえも演出する…そんな様を表現したいと考えて制作いたしました。
引用元:@Press アットプレス
2012年の発売以来、人気のカレンダーとして度々話題になる『プラント・イン・ザ・ナイト』。
写真のジャンルでは、所謂“工場夜景萌え”が数年前から脚光を浴びており、夜な夜なカメラと三脚を持って工業地帯をウロウロしているカメラマンも増えた。
2015年版の『プラント・イン・ザ・ナイト』では、2013年半ば以降に撮られた新作を中心に選択。撮影時間を夜間に限定せず、夕刻から夜明けまでに範囲が拡大されており、マンネリすることなく、より新鮮さな“工場夜景”を拝むことができる。
この『プラント・イン・ザ・ナイト』シリーズの撮影を担当しているのは、“dai”と呼ばれるフォトグラファー。実は、ごくごく普通のサラリーマンだというから驚きだ。
自身のブログ上で工場夜景の作品を公開しており、それが杉本カレンダーの企画担当者の目に留まったことで商品化したという。
謎に包まれたフォトグラファー“dai”だが、下記のブログでこれまでの作品を公開しているので、気になる方はチェックしてもらいたい。
LandscapePhotoGallery
ブログを見てみると、首都圏を中心に淡々と工場夜景写真が綴られており、コツコツと作品作りをしているのがよくわかる。
こうやってやり続けていたからこそ、(恐らく)偶然カレンダーの写真として採用され、多くの人の目に触れることになったのだ。
クリエイターの卵達には、絵でも、音楽でも、文章でもなんでも、とにかく“やり続けること、やり抜くこと”の大切さに気がついて欲しい。