売掛を利用していたホストは売上が減少する可能性がありますが、ホストクラブの健全化やランキングの公平性など、様々なメリットもあります。
売掛を廃止する3つのメリット
売掛が廃止されることで発生するメリットが3つあります。新たなホストクラブの体制に素早く順応できるかが、売掛廃止後の売上に直結します。
1、飲食代を立て替える必要がなくなる
売掛はお客様の飲食代をホストが立て替えるシステムです。
売掛が発生した場合は、決められた入金日までにホスト自身で回収する必要があります。回収できなかった売掛金(未収と呼ぶ)はホストがホストクラブへ支払う必要があるので、ホストにとっても負担です。
売掛が廃止されると未収金の回収などの業務がなくなり、ホスト本来の営業に専念できます。
ホストクラブ用語解説:売り掛け
ホストクラブ用語解説:未収
2、新たな客層を獲得できる可能性がある
世間的にホストクラブの売掛金は、問題視されている傾向にあります。売掛を廃止することでホストクラブが健全化され、今まで来店しなかった客層の獲得が見込めます。
実際に、SNSなどで話題にあがる売掛金トラブルを恐れてホストクラブを避けている方は多いです。新たな客層を取り入れることができれば、今まで以上の売上を狙うことが可能です。
3、売上ランキングが公平になる
ホストクラブのランキングは、ホストのモチベーションに繋がる重要なシステムです。
今までは未収の売掛があってもランキングに計上されているホストクラブがあったため、公平性に欠けていました。例えば、全て現金で1000万円売り上げたホストよりも、売上1100万円(内600万円が売掛未収で自腹)のホストの方がランキング上位になってしまうのです。
売掛が廃止されることで、そもそも売掛をしていなかったホストや売掛があったとしてもちゃんと回収していたホストが評価してもらいやすくなります。今まで以上にランキングの信ぴょう性が上がるので、No.入りした際の宣伝効果も上がります。
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売掛を廃止する3つのデメリット
売掛を廃止することによって様々なメリットがありましたが、ホストにとってのデメリットもあります。
1、売上が減る可能性がある
今まではお客様の持ち合わせがなくても売掛を利用してオーダーすることができました。しかし、売掛が廃止された後は場を盛り上げてお客様が高額オーダーをしたくなっても、持ち合わせの現金以内でしか受け付けることができなくなります。
次回来店してくれた時にはお客様の気分が変わっている可能性もあるので、売上を維持するためには営業方法のアレンジが必要です。
2、既存のお客様の来店頻度が減る可能性がある
売掛を利用していたお客様は、売掛を支払いに来たついでに入店することが多いです。
売掛が廃止されると、直接会って営業をかけられるタイミングが減ってしまいます。そのため、全体的に既存のお客様の来店頻度の減少が予想されます。
売掛を利用していたお客様を今後も呼ぶためには、こまめな連絡等のアプローチが必要です。
3、ランキングに入るのが難しくなる
今までは売掛を使った高額オーダーで、ランキングに入ることができました。今後は持ち合わせ分でしかオーダーを受け付けられないので、無理な売掛等で売上を底上げできません。
未収前提の売掛でランキングに入っていたホストは、今後ランキングに入るのが難しくなります。客単価の低下が予想されるので、指名本数を増やす等の工夫をする必要があります。
まとめ
売掛が廃止されると「見せかけの売上」がほぼ無くなります。全体的に売上が減少する可能性はありますが、本当に実力のあるホストが評価される時代になるでしょう。
これからホストを始める人にとっては売掛廃止はメリットの方が大きいです。売掛が回収できなかった際のリスクがありませんし、売掛を嫌って来店していなかった新規のお客様が増えることは指名獲得のチャンス増加に繋がります。この流れに順応することができれば、新しい時代のカリスマホストにだってなれるでしょう。
ホスト業界が健全化を目指して変革している今こそホストを始めるタイミングなのかもしれません。ぜひ『ホストワーク』を利用して体験入店から始めてみましょう。
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