アニメーション映画監督「今 敏(こん さとし)」の展覧会が東京・杉並で開催される。
杉並アニメーションミュージアムでは、今敏監督の創作の軌跡を改めて振り返りながら、既存のファンだけでなく、幅広い世代に向けて改めて監督・今敏を紹介する展示会を開催します。特に今回の展示会では、今敏監督の原点でもある漫画家時代の漫画原稿を数多く展示します。その才能がどのようにアニメーションの世界に広がっていったかをぜひご覧下さい。
引用元:杉並アニメーションミュージアム
『PERFECT BLUE』で鮮烈なアニメ映画監督デビューを果たし、『千年女優』、『パプリカ』などの作品で世界的な評価を得た今敏。2010年に46歳の若さでなくなり、アニメ映画界に特大の悲しみと損失を与えたのは記憶に新しいはずだ。
今回の展覧会では、漫画家時代の漫画原稿が数多く展示されている。
今敏はキャリア初期に、漫画家の大友克洋のアシスタントをしていた。その後の今敏が手がけた作品を見ると、大友克洋の影響を受けているのがよくわかる。会場には、漫画『セラフィム 2億6661万3336の翼』『海帰線』『OPUS』といった今敏の漫画作品の原稿を紹介。また、今敏の代表作であるアニメ映画の上映も予定している。
今敏の軌跡を知れるまたとない機会。展覧会へ向かう道中は、今敏が大ファンで楽曲の提供も多かった平沢進の音楽を聴きながら、訪れてもらいたい。