富士フイルムが発売しているインスタントカメラ「instax(インスタックス)」シリーズの新製品として、プリントサイズがワイドで、多人数の撮影に最適な『instax WIDE(インスタックス ワイド) 300』が発売される。
今回発売する“チェキWIDE”「instax WIDE 300」は、“チェキ”「instax mini」シリーズの2倍の大きさのフィルムで撮影することができる、洗練されたデザインと使いやすさを両立したインスタントカメラです。撮影時に構えやすいように、グリップは右手で握りやすい形状をしています。本体底面には三脚穴を設けて、集合写真なども撮影しやすい仕様です。また、ファインダーを覗きながら、レンズ周りのダイアルを操作して、通常撮影モードと遠景撮影モードを切り替えられるなどスムーズな操作性を実現しました。さらに、「高精度オートフラッシュ」や「フラッシュ強制発光モード」などの機能も搭載しています。
家族やグループなど大人数での撮影をはじめ、イベント会場やレストランなどでの業務用途でもお使いいただけます。
引用元:富士フイルム
「instax(インスタックス)」という名前にピンとくる人がいないかもしれないが、これはフジの看板商品“チェキ”の正式名称である。
安価で、コンパクトで、手軽に持ち運びができ、撮影してすぐに写真が出てくる大ヒット“インスタントカメラ”だ。
こういうカメラって“ポラロイドカメラ”って言うんじゃないの?と思われるかもしれないが、それは“ポラロイド社のインスタントカメラに用いられる固有名詞”であることを覚えてほしい。この記事を執筆中に“ポラロイドカメラ”があまりに有名すぎるという点から、ゲーム機を全部“ファミコン”と呼んじゃうお母さんを思い出してしまう筆者であった…。
前置きが長くなってしまったが、今回発売される“チェキWIDE”は、通常のチェキよりも2倍の大きさのフィルムを使うので、多人数での撮影に特化してると言える。
先日紹介した、
荒木経惟写真展『結界』では、アラーキーがインスタントフィルムで撮影。アラーキーの盟友で有名写真家の森山大道も、ポラロイドやインスタントカメラで撮影した作品を発表したりしている。
さしずめ“写ればどんなカメラを使ってもいいんだ”といったところか。そういう意味で“チェキWIDE”は「スゲーお高い一眼カメラじゃなくて、あえて俺はコレ」という、人と違ったことがしたいクリエイターにオススメの一品だ。