「辞めたいのに辞められない」
ホスト業界に根深く残る悪いイメージですが、実際は違います。
辞めたいと思えばだれでも辞められます。
多くのホストが仕事を辞めて新たな人生を歩んでいます。
辞めたいときに辞められるとは言え、注意しておきたい点はあります。
以下にまとめましたので参考にしてください。
辞める意思は事前にちゃんと伝える
大前提です。
何の連絡もなく、いきなり出勤せずにそのまま辞めてしまうのはトラブルの元です。
これを業界用語で「飛ぶ」と言います。
特集:ホスト用語辞典「飛ぶ」
辞めることは誰に伝える?
伝える相手はお店の責任者のホスト(代表・社長)がよいでしょう。
責任者のホストがあまりお店に出勤しない場合は、その他で一番役職が上のホストか内勤スタッフに伝えましょう。
とにかく、勝手に・無断で辞めたと思われないようにすることが重要です。
辞めることを伝えるタイミングは?
出来るだけ早く伝えましょう。
可能なら辞める2週間くらい前には伝えたいところです。
このあたりは通常のバイトのルールに則ったほうが良いですが、絶対に守らなくてはいけないわけではありません。
売り掛けは清算してから辞める
売り掛けとは未払いとなっているお客様の飲食代のこと。
基本的にお金の回収は担当ホストの仕事です。
お金が貰えない場合はホストが立て替える必要があります。
お客様との信頼関係がまだ十分でない時に売上が欲しいからと言って安易に売り掛けをしないほうが良いです。
辞める・辞めないに関わらず、後々大きな負担になってしまう可能性が高いからです。
特集:ホスト用語辞典「売り掛け」
移籍する場合は冷却期間を設ける
単に辞めるのではなく、他店への移籍を検討している場合は少し間隔を空けたほうが良いでしょう。
辞めた翌日に移籍先のお店で「電撃移籍!」などと大々的に宣伝されていたら元のお店の人たちは感情的になってしまいます。
ホストの移籍に法律上の規制はないので自由ですが、いらぬトラブルを招く可能性があります。
どうしてもすぐに移籍先で働き始めたい場合は、移籍トラブルへの対処をする部署があるホストクラブを選びましょう。
特集:ホストクラブ業界の移籍について解説
瞬間的な感情に流されないようにする
ホストに限らず、どんな仕事でも瞬間的に辞めたいと思うときはあるものです。
その感覚に素直に従うのも間違いではありませんが、少し自分自身と相談する時間を設けたほうが良い場合もあります。
辛いとき、しんどいときは自分自身を成長させるチャンスでもあります。
無事に乗越えられれば、より大きな利益を得ることができるかもしれません。
ホストは一生続けられるタイプの仕事ではありませんので、いつかは円満退社(引退)のときが来ます。
数々の困難を乗越えてそこにたどり着いたのならば、第2の人生の選択肢は大きく広がっているでしょう。
また、ホストの仕事を続けて得たスキルはホストの仕事を離れた際にも少なからず役に立ちます。
特集:ホストは何歳まで働ける?引退後について
特集:ホストの仕事で身に付く5つのスキル
まとめ
ホストの仕事は昔に比べると簡単に辞めれるようになっています。
但し、自分の都合だけを考えて周囲への配慮が欠けるとトラブルになることも。
「立つ鳥跡を濁さず」の精神を心掛けましょう。